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2013年11月16日土曜日

沿革と十字架瓦

平成21年12月31日

岩倉こひつじ保育園は社会福祉法人 恵会が設置経営する私立の保育園です。今回はその歴史について書いてみたいと思います。

沿革という言葉が有りますが、最近になりその重要性について考えるようになってきました。保育園設立者であり初代園長である私の祖父は滋賀の出身だったのですが、晩年は不動産関係の仕事もしておりました。そして岩倉の地に私財をなげうって土地を購入し昭和30年に岩倉基督教会、39年に岩倉保育園を設立いたしました。これが現在の岩倉こひつじ保育園の前身です。

残念ながら祖父は私が4歳の時に他界しその後平成の時代になり、諸事情で岩倉基督教会を取り壊すことになったのですが、この時教会の鬼瓦と定礎石を綺麗に取り外しました。特に鬼瓦は王冠の巻かれた十字架をあしらった素人目にも大変珍しい物でそれらを大切に倉庫で保管していました。その後、平成11年に私が園長に就任してから岩倉基督教会がこの世に確かに存在をしたという足跡を公に残すことができないかと模索する日々が続きました。

本年6月滋賀県に出張中、偶然道に迷って「近江八幡市立かわらミュージアム」へたどり着きました。これも何かの御縁と思い担当の方へ今までの経緯をお話ししたところ一度現物を確認に当園まで来て下さることになりました。その結果、この十字架瓦はかわらミュージアムにて展示して下さる事になり、近江八幡市広報誌2009年12月号にも写真付で掲載していただきました。

今月6日から開催されるかわらミュージアムの企画展「かわらで遊ぶクリスマス」でお披露目され初日に開催された「子ども文化芸術賞表彰式&クリスマスコンサート」にもご招待していただきました。当日は綺麗にケースで展示された十字架瓦のもと冨士谷 英正 近江八幡市長様ともお話もでき大変有意義な時間を過ごさせていただきました。私も長年心につかえていた物が関係各位の御協力の元最高の形で解決し感謝の気持ちでいっぱいです。亡き祖父も大変喜んでくれていると思います。

十字架瓦は引き続きかわらミュージアムで展示されます。もしお近くに行かれることがありましたらぜひお立ち寄り下さい。

お披露目された十字架瓦と当時の資料
 
 近江八幡市立 かわらミュージアム
八幡瓦の製作体験工房もあります。