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2013年11月16日土曜日

幼少期の記憶について

平成25年2月12日

私がお世話になっている自転車屋さんの店長に以前こんな質問をされたことがあります。

店長:「あるお客さんから何度トライしても登れない峠がありどうしたらクリアできるのか教えてほしいとの質問があった。しかし、どう答えていいかわからない。」

「川﨑さんは店に来るたびにこれができるようになった。あれができるようになった。タイムがこれだけ短縮できた。という話をよくされる。何かコツのようなものがあるのではないか。」

私:「なぜできるようになったのか分からない。申し訳ない。」

質問をされたときは分からないと答えましたがゆっくり時間をかけて考えてみると、確かに初めて某峠にトライしたとき途中で3回休憩しないと上まで登れませんでした。それが無休憩で登れるようになりましたが当初38分かかってしまいました。それが今では16分で登れるようになりました。

これは何故なのか自分なりに考えてみるとベースになっているのは幼少期の正しい成功体験ではないかと考えました。以前にも少し書きましたが、私は当園に通っていました。その当時の園長は私の祖父で当園設立者です。この時から当園の基本方針は現在に至るまで変わっていません。運動会やお遊戯会が代表的なものですが、努力をしないとクリアできないものを子供にクリアさせる。これにより充実感や満足感を得ることができます。一生懸命努力してクリアしたものでないと満足感や充実感は得られません。これが正しい成功体験です。私はその満足感や充実感を知っているからできるまで何度でもトライしようとするのだと思います。これは今現在、仕事においても大変役に立っています。

これと似た経験にイースターの卵制作があります。イースターとは、イエス・キリストが十字架にかかられ3日目に死を滅ぼして復活された記念として、諸外国では復活祭が行われ国民の休日となっている神聖な行事です。当園でも手近な方法として、ヒヨコが卵のカラを打ち破って誕生する様子をキリストの復活と結び付け、卵の絵付けの制作をします。私がこの業界に入って間もないころ3歳児の女の子の新入園児がいましたが、どうしても卵に絵を描いてくれません。私は手本として卵に絵を描いて女の子に見せました。ダンプカーや消防車の絵だったのですが、自分が描いたものを見て私は愕然としました。なぜならその絵は幼少期に祖父が何度も私に書いてくれたものと同じだったからです。

つまり本人に自覚がなくともこういった記憶は大人になっても自分の中に残っているのです。幼少期の経験が大人になっても大きくその人の人生を左右することを再認識させられる話でした。